2012年05月23日

トルナヴェント(西麻布)


『ブディーノが出入り禁止になったレストラン』
 
私が季節の変わり目毎に年間数度訪れていた店である。東京屈指のイタリアンといっても過言ではない素晴らしい料理を出す店だ。

当初は「トラットリア トルナヴェント」と名乗っていたがトラットリアにしては高額だとの口コミが多かったのかいつの間にか「トルナヴェント」にしてしまった。
それどころか、ホームページでわざわざ
●当店、Tornaventoについて、お知らせ。
当店は、「Trattoria」の冠を外して、もう3年以上が経ちます。
情報雑誌などにも出ておりませんので、トラットリアのイタリア料理として、
ご来店される方は、いらっしゃらないかと思いますが、
古い情報や、間違った情報に惑わされませんよう、お願い申しあげます。

このように、いかにも頭の悪そうな説明を恥ずかしげもなく書いている。
これでは、以前客寄せの為にトラットリアを名乗っていた恥ずかしい過去は消したいとバラしているようなものだ。店の雰囲気もメニューも変わらないのに途中からトラットリアをやめてリストランテになる店なんて聞いたことがない。

トラットリアとリストランテの違いは何かと言われたら私は料理をシェアしてくれるかくれないかだと思う。そのことからすればこの店は気軽にシェアに応じてくれていたので、私はあの頃この店がトラットリアを名乗る事に異議はなかったし「値段の高いトラットリア」であると思っていた。
 
 店の雰囲気はトラットリアというよりリストランテといった清楚な趣。客層もお洒落な人達が多くあまり大きな声を出してはしゃいでいる席はない。料理は前菜からドルチェまで手が込んだ料理ばかりで、そのどれもが素直に美味しいと感じさせられる。食材の由来や調 理法に興味のある人はつい質問したくなるものが多いだろう。特に「前菜の盛り合わせ」は、その種類の多さと目を楽しませる盛りつけ、繊細な美味しさに毎回新鮮な感動を覚えたものだ。

 私が大好きなものは、

●生ポルチーニ茸のパスタを含めた各種料理。
(初夏と秋には是非食べに行きたい)

●縮緬キャベツにソーセージのミンチを詰めて焼いた料理。
(よくこんな料理を考えつくなという脱帽の一品)

●ブリオッシュパンの上に黒イチジク、トマトを重ねて生ハムで包んだ料理。
(これもよくこの組み合わせを考えるなという逸品)

●ウズラのお腹にフォアグラとウズラのミンチを詰めて網脂で包んで焼いた料理。
(これは私が食べたウズラの料理で一番美味しかった)

●鮮魚、牛、羊、蝦夷鹿のグリル
魚貝類はよく旬を押さえていて仰け反りたくなるほど美味しい。肉類は2人のシェアでも十分なポーションだ。そしてこの肉の火加減、塩加減が絶妙でこれが牛なんだ、これが羊なんだ、これが蝦夷鹿なんだというそれぞれの味を堪能できる。 シェアにも快く応じてくれるのでアラカルトでの食事にも自由度が増す。

 イタリアンの料理はたいてい家庭でも作れそうな気がするものだが、ここの料理は何一つ家庭で作れそうな気がしないほど手が込んでいる。イタリア北部ピエモンテ州の地方色の強い深い料理を味わうことができ、東京で一番のイタリアンとはと訊かれたら、私は迷わずこの店を挙げる。

 さて食べログの口コミでは、ここのマダムの接客をべた褒めにする人が多い。東京に新幹線で2時間以上もかけて美濃地方からやって来る、
マダムの自作自演、はたまた限りなくサクラに近い田舎者のフレンチクォーター
という常連?はこのマダムのサービスならサービス料を100%徴収されてもいいなんてバカな口コミを書き込んでいる。
http://tabelog.com/rvwr/12sd2245d/rvwdtl/1115801/

女優だかタレントだかにいそうなマダムの過剰な笑顔で心地よくなってしまう客がいることは理解ができなくはないが、テレビの天気お姉さんが天気予報を喋っているような口調のサービスは私の好みではない。なにより「私魅力的でしょ!」、「私の笑顔を見て!」と固まったような笑顔には吐き気をもよおす。そしてスタッフの男にメニューの書かれた大きな黒板を持たせて延々とその表情と口調で料理説明をされるとすっかり食欲が失せてしまう。厨房の方からもれ聞こえてくるスタッフを叱咤するエキセントリックな声とホールでの満面の笑顔とのギャップには見たくないものを見てしまった感がある。このマダムはこの店の代表取締役。接客ばかりでなく経営方針やHPなど店全体を仕切っている人物である。自身の容姿や接客をべた褒めするクチコミを自作自演だか人に頼むだかするだけあって、かなりの出たがりでもあるようだ。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~akaike-g/newface/face17/012.html
元々私にとってはただ店のマダムでしかなかったが、ある事件からいろいろなことを知る羽目になった。それについてここで書かないわけにはいかないので、時間を追って書いていきたいと思う。

前述の通り、この店の料理はたいへん美味しいのだがその値段はトラットリアの感覚では済まなかった(当時はまだトラットリアだった)。しかも不思議なことに行く毎に少しずつ支払い値段が高くなっていくのだ。
当初コぺルトの500円だけはとったが特にサービス料をとらなかった。それが最近10%のサービス料をとるようになった。特にサービススタッフが増えたわけではないのでこのサービス料の10%は店側の儲けとしか思えない。
トルナヴェント領収書.jpg
 
しかしそれは違っていた。

これがマダムの私への嫌がらせだと気が付いたのだ。

 話は私が最後に行ったトルナヴェントの話にさかのぼる。それは予約をとろうとした時だった。店の電話が何時までも話し中で繋がらないのだ。それが数日続いたある日、電話番号の前に184を付けて非通知でダイヤルしてみると見事に呼び出し音が鳴り繋がるではないか。今度は184を付けずに普通にかけてみたら話し中になった。なんと

私の電話番号は着信拒否をされたのだ。

 理由はさっぱり判らない。店内で揉め事を起こしたわけではないし、心当たりがあるとすれば食材の産地を訊いたぐらいだ。しかたがなく私は友人の携帯電話でしかも友人の名前で予約を取り食事に行くことになった。
 そして店に入ってマダムと顔を合わせた瞬間、私が彼女から嫌われいることを悟った。マダムは、どうしてこの客がここに来たのだろうという驚きの顔を見せたのだ。それから冷たい対応は店を出るまで続いた。注文を取りに来たのは料理服を着た男の子だった。男の子の接客には誠実さがあり居心地はよいものの、やはり説明等基本的なスキルが不十分なのでサービスに著しい差が出てきてしまう。私にとってはあのテレビのアナウンサー然としたマダムの接客を受けずに済んだのだからラッキーと言えばラッキーだったが、隣の客にはマダムが満面の笑みを浮かべて例の接客をしているのだから差別された気分だ。そして最後の支払いで

私にだけ10%のサービス料を徴収したのである。
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13022053/dtlrvwlst/4338468/

 まるでイタチの最後っ屁みたいなものである。それ以来この店には行っていない。

 ピエモンテ州の郷土料理だけを評価するなら東京一のイタリアンだと断言できるだけに、もう食べに行けないのは誠に残念である。唯一私がマダムに嫌われた理由があるとするなら、

連れの女性があまりにも美しすぎた

のかもしれない。

そして2人してマダムの接客を訝しげに受け取っていたのも一因かもしれない。
 
 この店にはゆめゆめ「美女は連れて行くなかれ」とご忠告させて頂く。

文責 ブディーノ
posted by ブディーノ at 11:05| Comment(4) | TrackBack(0) | イタリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。突然のコメント失礼いたします。

私はこの「トルナヴェント」に行ったことは無いのですが、
以前ここのマダムだという小林京子さんに不快な思いをさせられたことがあったので
思わずコメントさせていただきました。

とある会社に勤めていた時、小林さんから電話が掛かってきたのです。
その時の態度と言ったら有り得ませんでした。
終始高飛車な物言い、ひたすら急かす、お門違いの無理難題を押し付ける、
こちらの質問に答えない、という全く不誠実さそのものと言った感じで、
「本当にこの人飲食業してる人なの!?」と思ってしまいました。

私もあまりに腹が立ったので、「一体このトルナヴェントってどんな店なんだろう」
と思い調べてみたところ、食べログで異常なほどの褒めちぎられ方をしており
訝しく思いましたが、ちゃんとレビューの中には「警告」しておられる方もいて
納得がいきました。
だって、あの時私にあんな態度を取った女性が、レビューで褒めちぎられる程の人であるはずが無いと思ってましたから。

レビューの中に、彼女のことを「美人過ぎる」とか書いている人がいたので
「性格は最悪だけどそんなに美人なんだろうか」と思い、
「西麻布 トルナヴェント 小林」で検索してトップにヒットしたページ(http://www5d.biglobe.ne.jp/~akaike-g/newface/face17/012.html
を開いてみたところ、肩すかしを喰らいました。

全然美人でも何でも無いじゃないですか(笑)

性格のマズさがあの魔女顔に滲み出てる気がします。
いっぱい笑わせてもらいました。
それにしても、「美人過ぎる」だの何だの、よくあれだけの分かりやすい
サクラコメントを書かせるものですね…。
上記ページを見たら嘘が一目瞭然でしょうに。

ブディーノ様がご一緒された女性、とても美しい方だったのですね。
きっと自分が持ってない美しさにマダムは嫉妬したんだろうと思います。

そのうち私も「トルナヴェント」に冷やかしに行ってみようと思います。
ナメられないように全身高級服で身を固めて、上品にメイクして。
そこでもしマダムに冷たい態度を取られたら私の勝ちってことにしようと思います。
「冷たい態度を取られる=私を美しいと認めた」ってことになりそうなので。

ブディーノ様、「小林京子さんは食べログで持ち上げられてる程の人じゃない」
ということを裏付けるような記事をありがとうございます!
私もコメントさせていただき、いつしか気分が晴れました。

随分毒舌を吐いてしまいましたが、私も他人の振り見て我が振り直せじゃないですが、
ああいう女性にはならないよう重々気をつけようと思います。

長文失礼いたしました。
Posted by michi at 2012年11月25日 18:15
michi様

コメントありがとうございます。しかもお返事がたいへん遅くなり申し訳ありません。

私もマダムを美人だとは思いませんが、性格がよろしくないことで有名な某女優(最近娘が学校で問題を起こした)に雰囲気が似ている気はします。
彼女にお天気お姉さんのような笑顔としゃべり方でガンガンこられるとアホな男はメロメロになるようです。M男には心地よいのかもしれませんね。

しかしピエモンテ料理としては東京一の店と思いますので料理は一度食べに行かれることをお勧めします。ご健闘をお祈りしております
Posted by ブディーノ at 2013年01月30日 09:02
突然のコメント失礼します。
私も、同じような思いをしたのでメールさせていただきました。
私は仕事柄、都内の飲食関係のお店を出入りしている者なのですが、
トルナヴェントのマダムの態度は、東京で一番最悪です。
っていうか、私が生きてきた中で、これほど人を不快にさせる人物には
会ったことがありません。
接客を誉める、食べログなどのコメントがありますが、もう少し注意深く彼女を
観察してみれば、その性格の悪さはすぐに気づくと思います。
性悪女と結婚したシェフも多分、・・・。推して知るべしです。
わたしの経験から、長く愛されるレストランは料理にシェフやお店の雰囲気が醸し出される
ものです。あの、マダムを中心としたぎすぎすした感じは、・・・・。
長くは続かないでしょうね(笑)
Posted by mick at 2013年02月20日 11:34
mick様 コメントありがとうございます。
お客さんであのマダムが性悪女だと気づく人はなかなかいないと思います。
わたしも厨房から漏れ聞こえるスタッフに対する会話できつい女だなとは思っていました。
あの調子だと食品などの納入業者さんには当たりはきついでしょうね。
一方、シェフは新潟県の佐渡島出身で温厚な人ですよ。新潟県って雪が降るし一年のうち1/3は雨ですから県人は辛抱強いんですよ。だからあの夫婦も保っているのだと思います。
もっとも昔のウェッブサイトにはマダムが店の代表になってましたから、シェフはマダムの雇れ人ということですね。シェフがマダムに頭が上がるはずがありませんよ。
しかし、あのシェフの料理は美味しいですよ。早く離婚してくれたら私の出入り禁止も解けるのに。勿論、シェフが店に残って、マダムが居なくなるのが条件です。
Posted by ブディーノ at 2013年02月20日 13:14
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