2012年07月02日

横浜 Inoue griglia

 なんと3年ぶりのイノウエ グリリアである。
 この3年の間に横浜の食べログランキングで上位に位置づけられるようになったのは実に喜ばしい。真面目な店主が儲けに走らず、支払いに見合った満足感を客に提供しいていれば評価は自ずと付いてくるものだ。
店に入ると早い時間にもかかわらずお客さんが2組入っている。ほぉー良く流行っていますがな。絶妙の接客のマダムは健在。当時はマドモァゼルで、マダムになられたかしらと少し気になっていたが今回も左手に指輪が無かったのでまだマドモァゼルなのかなぁと思ってしまった。
 メニューリスト.jpg
  (メニューリスト)
 
さてメニューを見て驚いた。各料理とも凄くメニューが増えているではないか。前菜とパスタに至っては倍になったと言ってよい。この店の欠点は皿出しの遅さで、焼き物の前菜なんかを頼もうものなら出てくるまでにワイン1本は軽く空く。よって冷製の前菜が増えたのはとても良いことだ。
鯖のマリネ.jpg
 (鯖のマリネ)
 
 まずは「鯖のマリネ」と「地鶏の冷製」を注文。鯖がごま鯖だったのがちょいと残念だが地の魚となるとこの時期に真鯖は無理だろう。味はレア寸前の絶妙の〆具合でとても美味しい。ルッコラが沢山付け合わせてあるのも嬉しい。

地鶏の冷製.jpg
 (地鶏の冷製)

 「地鶏の冷製」は中華料理で大好きだが、ルッコラとパルミジャーノチーズのかかったイタリアンの冷製も旨いね。

トマトの冷製カペッリーニ.jpg
 (トマトの冷製カペッリーニ)

 パスタは「トマトの冷製カペッリーニ」。日本で初めてこのパスタを作ったリストランテ・ヒロのそれは甘すぎておよそ主食になりえない代物。イノウエのパスタはトマトの甘さを全く感じさせない大人の逸品逸品に仕上がっている。暑い夏にはとてもいいね。

短角牛ホルモンのリガトーニ.jpg
 (短角牛ホルモンのリガトーニ)

 もう一品は「短角牛ホルモンのリガトーニ」。これが旨い。「千本の筋」の名の通り、リガトーニは表面に細かい筋が入っている。これがホルモンの丸腸にそっくりだ。こんな組み合わせはイノウエしか考えないだろう。それに塩とチーズとオイルで味付けすると驚きの旨いパスタになる。

子羊 背肉の炭火焼き.jpg 
 (小羊の背肉の炭火焼き)

   肉は「小羊の背肉の炭火焼き」。
前回焼き過ぎで羊の味が飛んだので今回は焼き加減をミディアムレアに指定。
しかしこの羊は肉が水っぽい。前回シェフが芯まで火を入れた意味がわかった。そして不思議なのは焦げ目に炭の香りがしない。備長炭を使ってこんな熱の入り方をするものかと疑問に感じた。この羊肉をこれからも使うので有れば藁を使って香りを付けた方が良いと思う。

【総 括】
●前菜のメニューが増えて間が持てる
●特徴のあるパスタが増えてパワーアップした。
●自然で爽やかな接客は店の繁盛に大いに貢献している。全く営業的でない応対はもはや彼女の技の域に達していると言って良い。店の格は違うが
「西麻布のトルナヴェント」
と比べたらこちらの店のほうが遙かに爽やかな風がまわっている。
posted by ブディーノ at 16:38| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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